日常買物に不便を生じている高齢者サービスの支援策として、昨日、移動販売の出発式があり、6/14より本格的にスタートする。老人福祉の観点から、企画・実証実験、リードしたのは健康福祉部長寿福祉課。市民の声に答えた市独自での政策として、昨年9月補正予算に計上されたのが始まりである。コロナ禍における高齢者支援策としては、新しい試みとして評価したい。
しかしながら、移動販売を生業としている業者にとっては死活問題でもある。ましてやコロナ禍で営業に苦しむ中、移動販売を通じてすでに独居老人への宅配、買物支援など地域福祉に貢献されている事の市場調査が、丁寧に行われてきたか?疑問である。
今回の事業は一部一課で企画、社会福祉協議会、地域区長会などの聞き取りを経てはいるものの、経済的な視野に欠けていたのではないか?縦割りの弊害が出ている。私個人としても反省すべき事と考える。
本事業に水を指す事とは思うが、新しい試みには、課題がつきものである。福祉を前に進める画期的な事業として内外から注目を浴びている。実証実験を経て明らかになった事を、部局横断で早急に対応をお願いしたい。市長が常々言っている「誰1人取り残さない福祉」その事業によって全ての市民が幸せになる様に、執行される事を期待する。
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